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世の中の人気は「インデックスファンド」と呼ばれる株式市場指数連動型のファンドに集まっています。(インデックスとは指数という意味の英語です。)理由は、運用コストが安いのと、指数に連動することから「指数と同じ動きをする→分かりやすい→初心者向け」と思われているからでしょう。今回のモヤモヤは、人気のインデックスファンドは「顔が見える」ファンドなのか?を「アクティブファンド」と対比しながら、お話ししたいと思います。
インデックスファンドは、英語で「パッシブ(受動的)ファンド」と呼ばれますが、それは市場指数に追随するという「受け身(受動的)」な態度で運用されるからです。対するアクティブファンドは、活発とか積極的ということではなく、「能動的」という意味で、運用者は企業分析・調査を行い、より良い企業の株式をより多く組み入れて、能動的に「指数から離れて」運用します。企業を見る目(選球眼)を磨いて、長い目でみて市場指数を上回る、あるいは指数にとらわれない投資成果を目指そうというワケです。

インデックスファンドは常に平均点をとる「マシーン(機械)」のようなものと考えて下さい。毎日、毎月、毎年、どの期間をとっても常に指数と同じ「平均点」の運用成績です。インデックスファンドの良し悪しは、平均点をとる正確さという「数字で測れる」もので、言わば「サイエンス」の世界です。実際、運用はコンピューターによって行われます。ほとんどゼロに近い運用コストも、インデックスへの追随率を高める為のものです。高い運用コストでは、その分「常に平均点以下」の運用成績しか残せなくなりますから。
一方、実際の株式市場は、良い会社とそれ程でもない会社が両方含まれる「玉石混交」の世界です。ですから、折角なら「良い会社に選別投資」して「平均より上」の運用成績を目指したいのが人情ですよね。しかし問題は、サイエンスのチカラでは、常に平均点を上回るような運用は不可能なのです。それは、良い会社とは「今」良い会社ということではなく、「未来に向かって良くなる会社」という意味だからです。
昨年10月のブログでも触れましたが、企業は「人間の継続的な活動や努力」で未来を切り開いています。その成果はすぐに利益として表れるものではありませんし、株価に反映されるとも限りません。企業を取り巻く経済状況は、大多数の人が予想もしない方向にどんどん変化していきますし、それに対して企業の経営戦略もダイナミックに修正されます。そのように「計り知れない未来」に向かって良くなる会社を選んでゆくために、アクティブファンドの運用者がもっていなくてはならないものは、「哲学(物事を深く考える姿勢)」「判断力(世の中で何が起こっているのかを見極める力)」「人間力(人間を見る目)」だと筆者は考えています。これはAI(人工知能)には出来ない、極めて人間的で「アート」な世界で、それがファンドの個性であり「顔」になっているのです。
↓22年10月のブログはこちらblog.tsumiki-sec.comここで思い出すのが人間の美的感覚の面白さです。コンピューターの画像処理を使って、個性ある多くの人の顔の「平均値」を出してみると、とても整った顔の、皆が認める美男美女が出来上がるのです! なにか今のインデックスファンド人気に通じるものを感じませんか?
次回は、決して「サイエンスvsアート」の二項対立ではない「パッシブvsアクティブ」のテーマをもう少し掘り下げてみようと思います。
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