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「貯蓄から投資へ」って、何?

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~投資初心者のつぶやき~

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つみたて兄さんの
“これだけは知っといてや~”

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tsumiki証券 取締役 tsumiki no Jii-sama

昔、といっても40年ぐらい前は、「貯蓄」と言えば銀行預金(あるいは郵便貯金)が定番でした。5年の定期預金なら3-5%ぐらいの利回りがあったと記憶しています。もちろん、元本保証です。毎月数万円、それを数年積み立てて行けば、数百万円の資産ができあがりました。

今から思うと、「単純な世界」でした。どこの銀行も同じ金利でしたから、悩むことはありません。毎月のつみたて金額を少しでも多くひねり出す努力をするだけです。できた資産は、結婚資金になったり、新車を買ったり、マンションの頭金になったりして、経済の循環の中に流れてゆきました。

 

どうして銀行は、当時、元本保証の上でこれだけの金利をつけることができたのか? それは、銀行が成長期にある日本の企業に対して、預金金利を大幅に上回る金利で貸し出しを行うことができたからです。つまり、銀行の貸し出しという仕組みを通じて、みんなの預金が企業活動に使われ、借入金利よりも高い率で利益を生み出した結果、その果実が預金金利という形でみんなに戻ってきていたのです。
郵便貯金の場合は、国の第二の予算ともいわれた財政投融資制度を通じて融資され、経済インフラを充実させるなど、経済成長を高める役割を果たしました。たしか郵便貯金には10年定期があり、金利が高い時には10年で元本が倍くらいになって帰ってきました。

 

     

さて、現在はどうでしょう? すでに高成長を遂げた日本の大企業・優良企業の多くは、銀行から資金を借りなくても、自己資金で企業活動を継続することができるようになってしまいました。ですから、銀行は貸出先が見付けられず、困っています。銀行としては、預金者に金利を払ってまで、資金を集める必要がなくなってしまったのです。

 

金利がゼロで「貯蓄」するということは、「タンス預金」と同じことで、金利のつかない「現金」を引き出しにしまっておくということです。これまで日本では長い間、物価が下がるデフレが続いたので、金利のつかない現金でも「実質的」に購買力が上がるわけですから、それでも悪くない「貯蓄」でした。でも、正反対のインフレが心配される現在、「銀行預金での貯蓄」は明らかに形勢不利な状況です。

ここまでの話で、勘のいい方は気付いたはずです。「貯蓄から投資へ」のスローガンはちょっとおかしいのではないかと・・・。そうではなくて、「銀行預金から●●●●へ」なのではないかと。次回から、●●●●の答えを少しずつ探ってゆくことにしましょう!

 

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